新しいカテゴリー作りました

2023年11月29日

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「保健室でついでに」のカテゴリーを追加しました。
ひたすら多忙になる保健室と学校で、少しでも「からだの学習」の機会が増えるように、来室での対応を見直してみました。
まず最初は、擦り傷で来室した子どもへの対応です。

さて、いよいよ冬です!!
久しぶりに屋根が白くなっています。

学習会や研修目白押しの秋が終わり、ちょっと一息つけそうです。
せっかく学習したり、研修したりした内容ですから、inputしたら、outputしましょう。来年度の保健指導の構想に、学んだことをどういかせるか考えてみるのもいいですし、卒業や進級前に、新しい内容を子どもたちに伝えるのもいいでしょう。3月まで、あとひと頑張りです。

 

                    日本海に沈む夕日

2023年10月12日

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「性の学習」に「ワークショップ あなたの性は?」をUPしました。

あれほど暑かった毎日が、突然秋になり、一部はもうすでに冬の足音・・・。

変な天気ですが、これが毎年のことになるのでしょうか。

さて、10月と11月はイベント目白押しで、ミルミルもその企画や実施にてんやわんやです。
昨年は“人間と性”教育研究協議会山形サークルのイベントを紹介しましたが、今年はリアルのみでの開催となりました。
昨年リモートで参加してくださった皆さん、「リアルだと参加できない!」という方もたくさんいると思います。ごめんなさい!!諸般の事情がありまして・・・。

忙しい学校現場の毎日。学習会で見知らぬ誰かとおしゃべりして、少しほっとしてください。

 

鶴岡市加茂水族館にて   いろんな種類のクラゲがいっぱい! きれいですよ。

 

 

 

2学期 スタート!

2023年9月4日

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「子どもの歯と健康を考える会」に「教員の仕事ではありません!」と「東京、神奈川、大阪、兵庫、広島、岡山、宮城、群馬・・・・」をUPしました。

暑いですねえ。
ミルミルも夏休みを頂きましたが、あまりの暑さに結局出かけずに終わりました。

夏休みとはいえ部活動があった中高の養護教員の皆さん、すでに新学期が始まった小学校の養護教員の皆さん、ほんとにいつもとは全く違った配慮の必要な夏で、かえってお疲れの方もいるかもしれません。
早く涼しくなるといいですね。

さて、今回は教材ではなくフッ素洗口についての記事を2つUPしました。

記事にも書きましたが、この1年、全国でフッ素洗口の実施が広がりつつあり、非常に危機感を持っています。

2018年の調査によれば、全国でフッ素洗口を実施してる小学校は、学校数で25.1%、児童数で17%、中学校は学校数では10.9%、生徒数では5.7%ですが、すでに2018年以降も増え続けていますから、これよりもかなり多くなっていることが予想されます。

フッ素洗口は医薬品を使った医療的行為ですから、教育とは言えません。ですから、教員の仕事ではありません。さらに日本のようにフッ素入り歯みがき剤が普及しているところで、さらにフッ素洗口をしても効果は増えないことがわかっています。

もういい加減に、「こどものために学校でやって!」は止めましょう。
でないと先生方がどんどんダメになっていき、日本の教育自体がダメになります。
ぜひ、記事を読んでいただき、さらにこのHPのトップページにある「フッ素・子どもと未来」のリンク先の記事もぜひぜひお読みください。

京都は本当に夏は暑いんですよ

 

 

2023年8月6日

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みなさん、ごめんなさい。今月はミルミルにも夏休みください。なので更新したものはありません。

今日は8月6日。78年前に広島に原爆が投下された日です。
20年以上前になりますが、「拒絶された原爆展(1997年初版)」(みすず書房)という本を読んだことがあります。最近は、映画「オッペンハイマー」「バービー」のミーム画像に、アメリカでは好意的な反応が出たことで問題になりましたが、「拒絶された原爆展」でも、アメリカで原爆の悲惨さを伝えようと企画された展示会が、様々な圧力で中止に追い込まれる様子が、克明に描かれています。

550ページもあるこの本を手に取ったとき、「読み切れるかな」と心配になったのですが、読めば読むほど暗澹たる気分になりながらも、結局、読み切ってしまいました。
落とした側と落とされた側、詳細な研究データを取りながらそれを隠し通した側と、何が起こったのかわからないまま、死んでいく側。その間にある大きな溝を感じながら読みました。

しかし、最近は原爆資料館を訪れる海外の人が増加しつつある、という情報も聞きます。少しは溝が埋まったのかも・・・と、ちょっと嬉しい気分。
一方で、ウクライナとロシアの状況を見ながら、原爆使用に現実感を強くしている人が増えているのではという心配もあります。こちらは、決して嬉しいことではありませんが・・・・。
もちろん、今各国にある原爆は、広島・長崎に落とされたものの何倍以上もの威力を持っていますから、たった1発使用しただけでも、広島・長崎どころではない被害が出るのでしょう。

ここ最近、全国から次々と寄せられる学校へのフッ素洗口導入の動きとも相まって、
「なんか、おかしくなっていませんか?ちゃんと、落ち着いて考えましょうよ。原爆もフッ素も子どもたちの命と未来がかかっているんですよ。」
と、みんなで声を大にして、言いませんか?黙っていても、何も変わらない・・・原爆の被害者の皆さんの運動を見ていると、そう強く思わされます。

京都 永観堂の庭  手前に半夏生の花が咲いていました。

プールの季節になりました。

2023年7月9日

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ほけんだより低学年用「水着をきるわけは・・・」と、まったり京都に「東本願寺、上賀茂神社、楽美術館、田丸弥、永観堂禅林寺、智積院」 をUPしました。

暑いですねえ。
毎日学校での熱中症のニュースが流れ、そのたびに「養護教員の方は大変だろうなあ」とつい思ってしまいます。夏休みまであと少し。頑張りましょう。

数日前、学校の水泳指導を民間のプール施設に委託している自治体の記事を読みました。
ミルミルは、自校設置のプール管理も、民間施設のプール利用も、どちらも経験があります。
でも、どちらが大変かと言えば、もう、圧倒的に自校設置のプール管理ですよね。

プール管理は、学校によっては体育主任の仕事、というところもあるようですが、小学校では空き時間なく授業をしている体育主任が管理するのは至難の業です。
事故が起きてからではまずいので、私がプール管理を引き受けることが多く、古い循環器を使っているプールなどは、ひどいときは1時間に2~3回プールに行くこともありました。

場所によっては、循環器の設置してある小屋に蛇がいたり、一度はプール周囲の隙間に蛇が大量に卵を産み、それが孵化する(ぎょえ~!!!)などという経験もあります。

それに比べれば、民間施設のプール利用は楽ですよね。でもそこでの水質管理は、民間施設が学校対象の基準に合わせて行ってもらえるのか、という問題もあります。責任の所在も、どうなるのでしょう。
こういったことが解消されれば、確かに学校の負担は軽くなりますが、実際は問題はおきていないのでしょうか。

私が読んだ記事では、「大成功!」的な表現しかありませんでしたが、子どもの安全や教育の視点で、多様な方向からしっかり検討した結果を、問題点も含めて報道してもらいたいものです。

 

今年は「サントリー」のトマトを植えました。早速いっぱい実って、甘くておしいい!
サントリー、当たりでしたね。

 

 

 

私たちは20万種の生き物と暮らしている

2023年6月4日

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ほけんだより小学校高学年に「頭痛あるある!」、中学校に「健康診断結果は誰のもの」をUPしました。

まだ5月、6月だというのに台風の影響・・・?で、大きな被害が出ている地域があります。被害に遭われた方、心よりお見舞い申し上げます。これ以上被害が大きくならないといいのですが。

新型コロナ感染症が5類に移行し、1ヶ月が経ちました。
別に新型コロナ感染症がなくなったわけでも、感染者が一気に減少しているわけでもないのですが、少し気が楽になった、という方もいるのではないでしょうか。
しかしその一方で、インフルエンザが流行している学校もあります。
当然と言えば当然ですよね。消毒してマスクして、常在菌まで含めて殺菌してしまっていた可能性があるので、免疫がなくなる状況は予想できたことです。

以前「家は生態系~あなたは20万種の生き物と暮らしている~」という本を読みました。著者はロブ・ダンさん。アメリカ、ノースカロライナ州立大学教授であり、コペンハーゲン大学自然史博物館にもお勤めのようです。
この本で、私たちの身の回りにある微生物がどのように発見されていったかを知り、コロナで有名になったPCR検査の仕組みも知りました。
この本の中にこんな一節があります。
「病原体が、目に見えない世界に属していることがわかると、屋内にいる目に見えない生物全てに対して戦いが宣言された。人間の身近にいる生物であればあるほど、徹底的に叩きのめそうとした。」

学校保健の中で、ウイルスや細菌と人間がどのような関係にあるのかを、感情的(汚い、嫌)ではなく、科学的にどう教えたらいいのかを考えさせられる本でした。

 

 

キアゲハ、羽化しました。

2023年5月16日

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ほけんだより中学年に「『おなかがいたい!』のはなぜ?」、ショート指導に「中学校 心臓の動きとAED」をUPしました。

昨年10月にキアゲハの蛹の写真を載せましたが、5月に入ってから8匹の蛹が次々と羽化し、うち6羽が無事飛び立ちました。残念ながら2羽は羽根が十分伸びなかったり、立ててあった割り箸から落ちてしまって羽が欠けたりして飛び立つことができませんでした。
でも、自然界の成虫率は6%だそうですので、それよりは高確率でほっとしました。

ミルミルのお隣の自治体の学校で、とうとう「養護教員がいない」状況で1年が始まった学校が出てしまいました。全国でも「担任がいない」「産休の代わりの先生がいない」「若い教員がどんどん止めていく」といった問題が山ほど!!起きています。
もう単独の学校で解決できるような問題ではありませんよね。例え特別手当を10%に上げたって、教員の希望者は増えることはないと思いますし、逆に今の多忙な現場が「10%払ったのだから働くのは当然」の雰囲気になる可能性もあり、ますます教員のなり手は少なくなりそうです。

最も犠牲になるのは、子どもたちなのに・・・。

 

4月 新しい1年です

2023年4月14日

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ほけんだよりに 小学校高学年用「あなたのお花畑」、中学生用「取り過ぎて困るもの」をUPしました。

新年度が始まりました。
健康診断やら新入生の対応やら、忙しい毎日が続きます。でも、忙しい時期だからこそ、からだに気をつけて健康に過ごせるといいですね。

ここ数ヶ月、学校や教員にとっては信じられないような出来事が次々と起きていたように思います。
そしてその続きのように、2日前WHOから「健康な成人や子どもについては、コロナワクチンの追加接種は推奨しない」との発表があったのです。今更・・・?と思いながら聞かれた方も多いでしょう。

この勧告の理由になったかどうかはわかりませんが、昨年アメリカでは、ファイザー製のワクチンの治験結果が裁判で明らかになる、ということが起きています。
アメリカFDAが公開した「特別な注意を要する有害事象」には、これまで聞いたことのないような副作用が羅列してあります。実際の接種者には知らせずに、治験データを非公開にしたようです。
そういえば、以前も似たようなことがあった気がする・・・。

思い出しました。HPVワクチンの時です。
自治体から配布された問診票には、接種部位の疼痛は「10%~」と書いてありました。しかし、その後医師用に配付された製薬業者の資料には、治験結果として接種部位の疼痛「98%」と書かれていたのです。98%は確かに10%~にも含まれますが、受け取る側の印象は全く違います。
私たち消費者は、どうやったら正しい情報を手に入れることができるのか、本当に不安になってしまいます。

せめて子どもたちには、科学的な、今提供することができるしっかりした情報を、今年1年かけて提供していきたいものです。

また1年、頑張りましょう。

 

 

教員の仕事って、何?

2023年3月13日

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ショート指導に「母性本能はあるのか 性の学習 中学校3年生」「3人の友達 性の学習 小学校4年生」をUPしました。

先日、最高裁で教員の働き方に関する裁判の判決が出ました。
訴えたのは埼玉県の公立小学校の先生で、多忙な毎日の残業代の支払いを求めたものでした。
その裁判の中で、驚くべき判決が出たのです。

下の表をご覧ください。        
これは埼玉地裁が、原告の小学校での仕事を「労働時間として認められること」と「認められないこと」を分類したもので、結局最高裁では「どうしてもしなければいけない残業があったとは認めない」として上告が棄却されました。

そもそもこの労働時間としてみとめられない作業が行われなくなったら、学校は成り立たなくなります。
ワックスがけが労働時間で、ノート点検が労働時間じゃない?
業者テストはいいけど、普段の小テストはだめ?
授業準備は1コマ5分って、理科の実験できなくなるよ?
一体何を考えているんでしょう。

判決の中では「給食指導をしながらテストの採点が可能」などというとんでもない解釈もあり、教員はまるで人間として扱われていないのか、と思ってしまう内容です。

教材研究もしなくていい、授業準備は5分以上はやらない、児童や保護者からの相談は受け付けない、ドリルや小テスト、ノートの点検も教員の労働ではない・・・。
あきれてものも言えません!!でも言います。
「学校教育が崩壊する!!」
教員の皆さん、これは公式に出た判決ですから、それに従いましょう。
労働時間として認められた事以外は、勤務時間に行うと「職務専念の義務」に反するかもしれませんので止めましょう。
また、労働時間としてみとめられない作業は、ボランティアでしょうから断りましょう。
もちろん、教材研究が労働でないなら、フッ素洗口なんて聞くまでもなく労働ではありませんから、断ってください。

保護者の皆さん、こんな学校に子どもを通わせたいですか?
結局しわ寄せが行くのは、子どもと保護者です。
日本全体で、教育現場をこのままにするのか、何を改善するのかをちゃんと考えないと、日本列島は沈没します。

そのためにも、この情報、どんどん広げてください。

 

3ヶ月ぶりですみません。

2023年2月6日

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前回、デートDVのPPを公開したのが10月。
その後、お知らせばかりで、ちゃんと新しい教材をUPできず、あっという間に3ヶ月。
読んでくださっていた皆さま、大変失礼しました。
今月からはまた1ヶ月に1回のペースで、新しい教材を公開していきます。

今回は、小学校高学年のほけんだより「歯みがき再点検」と、ミルミルまったり京都に「考古資料館、首途八幡宮、福田美術館、本隆寺、妙蓮寺、原了郭」を更新しました。

ミルミルまったり京都にも書きましたが、3年ぶりに京都に行ってきました。前回はちょうど新型コロナ感染症が国内で始まったばかりの2020年の1月でしたので、本当に久しぶりです。
遮断性の高いマスクを買い込み、抗原検査キットを持ち、体温計とかのど飴とかいろいろ準備して出かけました。

幸い感染はしませんでしたが、ハラハラものです。

ただ、今年になって、今までたくさんのことを教えてくださった大切な先生方がお二人も、病気と新型コロナ感染症で突然亡くなられ、未だにそのショックが後を引いています。
でも、そのお二人のためにも、頑張らなければ・・・です。


京都 大徳寺塔頭 黄梅院 千利休ゆかりのお寺ですが、内部は写真撮影禁止なので、入り口だけ写真を撮りました。入り口だけでも素敵ですが、中はもっと素敵ですよ。