目の病気いろいろ

2022年4月10日
カテゴリ:その他

ポケット小中学校では、眼科検診は比較的短時間で終了します。流れ作業のようになってしまいがちで、検診結果も番号で校医さんが言うので、子どもたちは「何だかわからないうちに終わっちゃった状態になりがちです。個人の検診結果はもちろん、他の子どもたちにわからないようにするのは当然なのですが、だからといって、「何もわからない」では物足りない。折角の学びの場ですから、目の
病気について、理解してもらいましょう。

1位から4位まで取り上げた目の病気は、ポケット小中学校で多く診られる診断ですので、みなさんの学校の様子にあわせて変更してください。
4つの病気のうち、比較的知名度のないのが「霰粒腫」です。
上下のまぶたの内側には、上のまぶたに50本、下のまぶたに25本程度の脂を分泌する腺「マイボーム腺」があります。
「あっかんべー」をして、下のまぶたの裏側を見ると、赤い腺が縦に並んでいるのがみえますが、その線と線の間は白くなっています。この白い部分が「マイボーム腺」で、腺の先端で炎症が起きたものが「霰粒腫」です。ただし、「麦粒腫」とは違って、細菌感染によるものではありません。
このマイボーム腺は、年を取るに連れて機能が低下し、60才を過ぎる頃には約半数の人に「マイボーム腺機能不全」が見られるそうなのです。長いお付き合いが必要な部分なんですね。


 

教材の作り方

教材①  目の断面図

 

教材②~⑤については、画用紙等に名前を記入します。