千本ゑんま堂、千本釈迦堂、雨宝院、妙蓮寺、本法寺

2019年7月19日
カテゴリ:その他

このルートは、千本ゑんま堂(引接寺)から全線徒歩のルートです。
途中、「たん切り飴」で有名な飴屋さんもあります。
正直に言いますと、「たん切り飴」は、あまり期待を持って行ったわけではなかったのですが、
なんと食べてみるとおいしい!!
やっぱり長い年月を経て受けるがれたお店の味は、甘く見てはいけない!ごめんなさい、です。

千本ゑんま堂(引接寺)

本堂の中に、大きな閻魔大王の像があり、これがご本尊。
お寺の方が丁寧に説明をしてくださいます。
閻魔大王は、地獄の入り口で、死んだ人の行き先を一人で決めていたような印象がありますが、じつは何人かいる判定員の一人。
死んだ人を地獄に送りたくない、という思いから、地獄の恐ろしさを伝えようと恐ろしい形相をしているのだそうです。

もともと千本通りは「蓮台野」と呼ばれた風葬の地。
その謂われにふさわしく、ちょっと怖~い写真などもありました。

庭には、「ゑんまどうふげん」という名前の普賢象桜があります。
この時は、木が遠くにあったこととまだ花がたくさん開いていなかったこともあって、名前の由来と桜の関係がよくわからなかったのですが、後ほど千本釈迦堂で、なるほど!と納得しました。

大報恩寺(千本釈迦堂)

おかめ伝説のお寺。
本堂の前に大きな普賢象桜があり、この木は間近で見ることができました。
なるほど、花の中心から長いめしべがでています。
これが、普賢菩薩の乗る普賢象の鼻に似ているので、この名前がついたとか・・・。
かなり想像力豊かな人が名付けたんでしょうね。でも、八重桜で、とってもきれいな桜です。

このお寺のお勧めは宝物殿です。
鎌倉時代の名仏師快慶、定慶作の仏像がたくさん並んでいて圧巻です。
どの仏像も、柔からに流れる線と、また一方では力強い立ち姿に、なんだか肩の力が抜けてしまいました。
いつまで見ていても見飽きない、そんな気分になりましたが、今日の日程はまだまだ詰まっているので、30分ほどで切り上げました。
また来ようっと。

雨宝院

細い路地の中にある小さなお寺なんですが、もう入り口から人がいっぱい。
ここは知る人ぞ知る桜の名所なんです。
狭い境内には、見上げると桜の天井が広がっていて、しかもソメイヨシノではなく、八重桜や御衣黄桜(ぎょいこうざくら)といった、珍しい桜もあります。

また、つい最近まで秘仏だったという「千手観音立像」は、重要文化財に指定されていて、有料でしたが、見せてもらうことができました。
京都市内の美大の先生が、この仏像を見せるため学生さんを連れてくるほど、見事な仏像だと、お寺のおばさんが説明してくれました。
1200年前の仏様なのに、金箔も表面に残っていて、切れ長の優しい目の仏様でした。

御衣黄桜・・・黄緑色の八重桜  貴族の衣装である萌黄色に近いため、高貴な桜として珍しがられたそうです。見事な萌黄色でした。

妙蓮寺

このお寺には長谷川等伯のふすま絵があるのですが、残念ながら予約しないと見られません。
次回はぜひ予約してから・・・。
千本通り近辺は、応仁の乱で戦場になった場所で、多くの寺が焼け落ちて再建されています。
妙蓮寺はさらに江戸時代にも大火にあって、ほとんどが焼け落ちた後再建されているためか、とてもきれいなお寺でした。
お庭も新しく作られたところがあり、静かなお部屋で、桜の花びらが舞い込むお庭をゆっくり見てきました。

本法寺

この日最後に訪れたのが本法寺。
お目当てはちょうど開催されていた長谷川等伯の特別展です。

長谷川等伯は皆さんご存じのように能登の生まれですが、40才を過ぎた頃に京都に上り、絵師としての成功を収めた人です。
本法寺は、その等伯が拠点とした寺。

私は等伯も好きなのですが、息子の久蔵が書いた「桜図」(智積院蔵)がとても好きです。
本法寺には、等伯が書いた「大涅槃図」があり、ちょうとそれが公開されていました。
1階から2階にかけて展示されている大きな絵図で、向かって左側に等伯の自画像ではないかと言われる人物が書かれているとのことでした。

また、お庭も本阿弥光悦の作と伝えられており、多くの有名人に支えられ、信仰を集めたお寺だったんでしょうね。

俵屋吉富のお店でお茶しました。桜の季節に合わせ、華やかな和菓子に癒やされます。
裏千家、表千家がすぐ目の前なので、お着物姿の方がいて、またまたほっとしました。