少しずつだけど、よくなるよ。

2024年1月22日

応援メッセージです。

能登半島地震で被災されたみなさまには心からお見舞い申し上げます。避難所になっている学校、その中での学校再開、ご自身が被災されながら学校の運営に尽力されている養護教諭の先生方もいるのではないかと思っています。どうか、ご自身の健康にも留意いただきお過ごしください。心から応援しています。

神奈川県教職員組合養護教員部長   小宮圭子

 

また学校再開のニュースがありました。よかったですね。子どもたちの無事を確認して、涙する先生方もいるようです。そして「子どもたちの前では涙は見せられないので」。そうだよね、先生ってそういう人だよね、と思いながら見ていました。

その一方で、集団避難に参加している養護教諭がいることもわかりました。集団避難先のご近所の養護教員の皆さん、集団避難に付き添っている養護教諭の方に声をかけてあげてください。

地震からすでに3週間。「もう限界だ」という声も聞こえてきます。こんな悲惨な状況から、どうやって復興するのだろうと不安しかない、絶望的な思いの方もたくさんいると思います。
その中でも、いろんな形で変化も現れています。近所で助け合う輪が広がったり、なかったものが配られたり、そして少しずつ学校が開始されたり・・・。

3,11の時に、養護教員たちが心の支えにしたものは何だったのでしょうか。
それは、毎日少しずつ変化していく周囲の様子だった、とおっしゃる養護教員がいました。

ひびの入っていた壁が直ったり、木片やごみが半分に減っていたり、久しぶりに保護者と話ができたり、子どもたちの笑顔が増えたり、避難所にいままでなかった荷物が届き出したり、ボランティアの人がやってくるようになったり・・・・etc。

そういった光景を見る度に、少しの嬉しさと「こうやって、きっと良くなっていくんだ」という安堵感が、あのすさまじい震災を乗り越えることにつながった、というのです。つまり一気に状況が良くならなくても、心の復興は日常の小さな変化とともに進んでいく、ということなのではないでしょうか。

今、石川県の養護教員の皆さんの周りでも、少しずつそういった変化が見えてきているのではないでしょうか。
その毎日の積み重ねが、やがてやってくる落ち着いた日常に必ずつながっていきます。

もう少し、時間はかかるかもしれません。水道が復旧するのは2月末から3月末だと発表されたようですが、あと1~2ヶ月かかりますよね。でも先週までは「いつになったら直るか見当もつかない」と言われていたことから考えると1歩前進です。

子どもたちと一緒に、少しずつ前に歩いて行きましょう。みんな、応援しています。