ウイルスって何?(中・高学年)

2021年3月3日
カテゴリ:その他

同じタイトルの、こちらは3年生以上用です。
低学年と同じなのは、病気の予防は、ウイルスをからだに入れないことだ、という点。
違うところは、感染を予防する方法を自分で考えることです。
すでに様々な情報から、感染予防法については知っている子どもたちもいると思いますが、「だ液が出てくるのはどんな時なのか」を考えることで、なんとなく知っている予防法を改めて考えて、その理由を含めて納得して理解してもらいたいと考えました。
アルコールや洗剤成分を使うことで、なぜウイルスの消毒ができるのかもあっさりとですが説明を入れました。
ウイルスは、「カプシド」というたんぱく質の膜の中に遺伝子である核酸が入っている、というとても単純な仕組みになっています。新型コロナウイルスのように、丸いような形(典型的なものは正二十面体)をしていたり、楕円だったり、円柱のような形などもあります。
さらに新型コロナウイルスは、カプシドの外にエンベロープという膜や突起があります。エンベロープは、持っているウイルスと持っていないウイルスがあります。
エンベロープの成分は脂質なのですが、すべてのウイルスにあるわけではありません。一方カプシドはすべてのウイルスが持っているので、「ウイルスの外側はたんぱく質」と表現しました。脂質もアルコールや洗剤成分で分解できます。
教材は、低学年用のほけんだよりのページを参考にしてください。