保健室発 からだの学習 『観』を育む小中の健康教育
ようこそ保健室へ。ポケット小中学校の養護教員ミルミル先生です。あなたのお役に立てるものが入っているかな?
   

教員の仕事って、何?

2023.03.13

ショート指導に「母性本能はあるのか 性の学習 中学校3年生」「3人の友達 性の学習 小学校4年生」をUPしました。

先日、最高裁で教員の働き方に関する裁判の判決が出ました。
訴えたのは埼玉県の公立小学校の先生で、多忙な毎日の残業代の支払いを求めたものでした。
その裁判の中で、驚くべき判決が出たのです。

下の表をご覧ください。        
これは埼玉地裁が、原告の小学校での仕事を「労働時間として認められること」と「認められないこと」を分類したもので、結局最高裁では「どうしてもしなければいけない残業があったとは認めない」として上告が棄却されました。

そもそもこの労働時間としてみとめられない作業が行われなくなったら、学校は成り立たなくなります。
ワックスがけが労働時間で、ノート点検が労働時間じゃない?
業者テストはいいけど、普段の小テストはだめ?
授業準備は1コマ5分って、理科の実験できなくなるよ?
一体何を考えているんでしょう。

判決の中では「給食指導をしながらテストの採点が可能」などというとんでもない解釈もあり、教員はまるで人間として扱われていないのか、と思ってしまう内容です。

教材研究もしなくていい、授業準備は5分以上はやらない、児童や保護者からの相談は受け付けない、ドリルや小テスト、ノートの点検も教員の労働ではない・・・。
あきれてものも言えません!!でも言います。
「学校教育が崩壊する!!」
教員の皆さん、これは公式に出た判決ですから、それに従いましょう。
労働時間として認められた事以外は、勤務時間に行うと「職務専念の義務」に反するかもしれませんので止めましょう。
また、労働時間としてみとめられない作業は、ボランティアでしょうから断りましょう。
もちろん、教材研究が労働でないなら、フッ素洗口なんて聞くまでもなく労働ではありませんから、断ってください。

保護者の皆さん、こんな学校に子どもを通わせたいですか?
結局しわ寄せが行くのは、子どもと保護者です。
日本全体で、教育現場をこのままにするのか、何を改善するのかをちゃんと考えないと、日本列島は沈没します。

そのためにも、この情報、どんどん広げてください。

 

3ヶ月ぶりですみません。

2023.02.06

前回、デートDVのPPを公開したのが10月。
その後、お知らせばかりで、ちゃんと新しい教材をUPできず、あっという間に3ヶ月。
読んでくださっていた皆さま、大変失礼しました。
今月からはまた1ヶ月に1回のペースで、新しい教材を公開していきます。

今回は、小学校高学年のほけんだより「歯みがき再点検」と、ミルミルまったり京都に「考古資料館、首途八幡宮、福田美術館、本隆寺、妙蓮寺、原了郭」を更新しました。

ミルミルまったり京都にも書きましたが、3年ぶりに京都に行ってきました。前回はちょうど新型コロナ感染症が国内で始まったばかりの2020年の1月でしたので、本当に久しぶりです。
遮断性の高いマスクを買い込み、抗原検査キットを持ち、体温計とかのど飴とかいろいろ準備して出かけました。

幸い感染はしませんでしたが、ハラハラものです。

ただ、今年になって、今までたくさんのことを教えてくださった大切な先生方がお二人も、病気と新型コロナ感染症で突然亡くなられ、未だにそのショックが後を引いています。
でも、そのお二人のためにも、頑張らなければ・・・です。


京都 大徳寺塔頭 黄梅院 千利休ゆかりのお寺ですが、内部は写真撮影禁止なので、入り口だけ写真を撮りました。入り口だけでも素敵ですが、中はもっと素敵ですよ。

 

新しいHPです

2022.12.06

すっかり冬になりました。
北海道はすでに雪がつもっているようですが、ミルミルの地元はまだ積雪はありません。
でも、寒い・・・。

さて、10月に紹介した一般社団法人“人間と性”教育研究協議会山形サークル主催の公開講座に参加してくださった皆さん、ありがとうございました。ハイブリット開催でしたが、たくさんの方に参加頂きました。

特に現地まで来てくださった皆さん、グループディスカッションも盛り上がり、広い会場でしたが、参加者の明るい声がこだまして、改めて「開催してよかった」と実感しました。
また来年、お会いしたいですね。

もう一つお知らせです。
新しいHPを作りました。これは学校等で行われる集団フッ素洗口についてのHPです。
「ブラック企業」と言われ、「勤務内容の精選」が指摘される一方で、各自治体を中心にさらに学校をブラック化し、子どもに不要な化学物質を摂取させる集団フッ素洗口が、今全国で拡大中です。

そこで、学校等での集団フッ素洗口の問題点を考えるHPを新たに立ち上げました。
もちろん、「保健室のポケット」にも適宜情報提供してきましたが、さらに詳しい情報を載せていく予定です。

学校関係者はもちろんのこと、保護者の皆さんにも読んで頂ける内容ですので、ぜひ皆さん、アクセス、紹介してください。

「フッ素・こどもと未来」  https://ff-children.com       です。