保健室発 からだの学習 『観』を育む小中の健康教育
ようこそ保健室へ。ポケット小中学校の養護教員ミルミル先生です。あなたのお役に立てるものが入っているかな?
フッ素・こどもと未来
   

すみません、遅くなりました。

2024.07.01

「3,11からの伝言」に「もう半年なのに・・・」と、「子どもの歯と健康を考える会」に「堤かなめ議員の質問を文字おこししました。」をUPしました。

サボっていたわけではないのですが、5月にコロナに感染し、家族に広がり、息つく間もなくイベントが追いかけ、フッ素洗口の資料も作成し・・・というわけで、とうとう7月になってしまいました。
皆さん、健康にはくれぐれもご注意ください。

6月になって、「デートDV防止出前講座」の授業が始まりました。
今年は毎年依頼されている学校から2校増え、全部で8つの高校で10回の授業を実施します。
この事業は法務省が委託し、県が講師料や交通費を負担してくれるので、高校の持ち出しは0円で実施できます。

この授業をする度に思うのですが、SNS、テレビやネットのドラマ、映画、アニメ等で描かれるデートDVの多いこと多いこと。
しかもそれが「素敵な胸キュンの恋愛のワンシーン」といった描かれ方がほとんどです。
授業後に感想を書いてもらうと、ほとんどの高校生が「胸キュン」を鵜呑みにしていることがわかります。

これって、何とかなりませんかね。

「表現の自由」で済まされてしまうのでしょうけれど、こういった表現の裏側に隠されたジェンダーの刷り込みや、「恋人相手なら何をしてもいい」的な発想、「同意」をとることの意味などに、ほとんどの高校生は気がつかないため、抵抗なく受け入れてしまっているようです。

いくら授業をしても、追いつかない。
本当は小さい頃からちゃんと性教育が行われていれば、こうはならないのに・・・。

愚痴ってしまいました。

 

            今日の収穫です。水なす3,インゲン20,トマト8 お花はハンゴンソウ

 

 

 

熱中症の手当について東京書籍から返事来ました。

2024.05.08

昨日UPした小学校高学年用ほけんだより「熱中症の手当」に、こんなことを書きました。

「それから「新しい保健5・6 東京書籍」を見ていて気がついたのですが、熱中症の手当として「全身を氷水につける」と書いてありました。

しかし「環境省熱中症予防情報サイト」ではこの方法は、「必ず医療有資格者を事前に配置し、直腸温を継続的にモニターできる人的・物的環境が整った状況で実施して下さい。そのような準備がない場合には、水道につないだホースで全身に水をかけ続ける『水道水散布法』が推奨されます」とありました。
(https://www.wbgt.env.go.jp/pdf/manual/heatillness_manual_2-3_2-4.pdf)

東京書籍に問い合わせをしたので、もし返事があればまたお知らせします。」

連休を挟んでではありますが、東京書籍さんから次のような回答がありました。

東京書籍さん、お返事頂きありがとうございました。

「いつもお世話になっております。
この度は、貴重なご指摘をいただきまして、ありがとうございます。
当該の記述につきましては、発行当時の日本スポーツ振興センター発行の資料を基に作成したものでございます。

環境省の熱中症環境保健マニュアルを確認しました。
おっしゃる通り、全身を氷水(冷水)に浸ける「氷水浴/冷水浴法」は、
必ず医療有資格者を事前に配置し、直腸温を継続的にモニターできる人的・物的環境が整った
状況で実施する旨の記述がなされておりました。

つきましては、文部科学省とも相談をして訂正を検討いたします。
貴重なご指摘を賜りまして、誠にありがとうございました。

とのことです。
みなさん、学校現場での応急手当としての「全身を氷水につける」は止めましょう。危険です。
教科書の内容については、きっと東京書籍さんが適切に対応してくれると思います。

連休明け 暑かったですね

2024.05.07

みなさん、ごめんなさい!
前回の新着で「4月末にもう1本記事をUPします」と予告したのにもかかわらず、5月になってしまいました。
やっぱり4月は忙しかった!!

お待ちくださった方、ほんとにごめんなさい。

で、遅れましたが、予定していたほけんだよりが完成しました。
「小学校高学年用 熱中症の手当」です。
これからどんどん暑くなりますから、よかったら使ってみてください。

さて、連休も終わり、あの1月能登半島地震からすでに4ヶ月が過ぎていますが、石川県の皆さん、どのようにお過ごしですか?
復興は・・・進んでいない、と聞きました。

水が出ない、倒壊した家屋が片付かない、仕事が再開できない、ボランティア活動が進まない、仮設住宅が足りない、子どもたちが能登を出て行く・・・。

新幹線の延伸や一部再開したニュースは流れるものの、「進まない復興の現実」を伝えるニュースはほとんどありません。日本の「報道の自由度ランキング」は今年世界70位にランクを下げ、主要7カ国では最低だとか。

もちろん、「できるようになったよ」と言う報道も重要ですが、「ここはまだまだ」と知らせることで、「もっと早く復興を進めようよ」という機運と圧力を作り出すのもマスコミの役割なのではありませんか?・・・と一人でブツブツつぶやく今日この頃でした。