マスクをしていれば大丈夫?

2021年5月6日

先日、東京渋谷で、20代~30代の若い世代対象のアンケートが実施されました。テレビ等でも報道されたので、ご存じの方も多いと思います。
そのアンケート結果によると、新型コロナウイルス感染症が流行していても「マスクをしていれば大丈夫」という理由で外出する若者が、最も多かったとか・・・。
新型コロナウイルス感染症が日本で流行するようになってから1年。当初の知識が、時間の経過と共に誤解に繋がるような形に変化しているのではないかと不安になりました。
マスクは、基本的に「自分が持っているウイルスを、他人にうつさない」ためには、かなり高い効果を持っていますが、「他人が持っているウイルスをもらわない」ための効果は、決して高くはありません。1年前はそのことが伝えられていたのに、いつの間にか「マスクさえすれば」という偏った思い込みに変化してしまったことになります。
「コロナ対策を万全にして・・・」というよく聞く言葉も、「コロナにかからない」ことを保証しているかに聞こえますが、本当にそうなのでしょうか。疑問は膨らむばかりです。
世田谷区の調査によれば、無症状感染者の3人に1人はスーパースプレッダーだとか。次々と新しくなる情報はもちろんのこと、一度伝えたことも繰り返し確認しながら、正確な知識を子どもたちに伝えていきたいものです。

「読むだけ健康診断事前指導」(中学校バージョン)を、内科、眼科、歯科、耳鼻科、尿検査それぞれで更新しました。

                    庭いっぱいに広がって咲くスミレ