この犠牲は誰の責任?
ショート指導に「皮膚を守るのは『脂(あぶら)』」、子どもの歯と健康を考える会に「フッ素の神経毒性」をUPしました。「皮膚を守るのは『脂』」は、保健室で実験が出来ます。
先月、友人から1通のメールが届きました。そのメールに添付されていた新聞記事によると・・・
集団フッ素洗口を行っているある学校で、洗口液と消毒用アルコール液を間違え、洗口に使用した、というのです。洗口後に気がついたものの、何人かの子どもは頭痛や腹痛、口腔内や喉の違和感を訴えたというのです。
子どもたちは、どんなにびっくりしたことでしょう。そしてこの学校の担任や養護教員は、どんな思いだったでしょうか。それを想像すると、本当に胸が苦しくなると同時に、怒りがふつふつとこみ上げてきます。
学校は今、新型コロナ感染症の予防に神経と時間と労力をすり減らしています。
もともとブラック企業の代表選手のような学校が、一層追いつめられ、疲弊しているところに、フッ素洗口を持ち込んだのは、一体誰なんでしょうか。子どもたちを犠牲にしておきながら、その人は責任を取らないのでしょうか。
こんなことが起きる可能性があるからこそ、学校のような集団の場で劇薬指定のフッ化ナトリウムを扱うべきではない!!と今まで強く主張してきたのです。
そもそもフッ素洗口は教育活動ではなく、医療行為に近いものです。教育職である教員や養護教員が行うべき行為ではないのです。薬事法に照らし合わせても、資格のない教員や養護教員が、薬剤師の見ていないところで洗口液を分けること自体も法律に違反している可能性があります。こんなことは、今すぐ止めるべきです。
むし歯を予防する方法は他にもたくさんあります。一時的にフッ素を使ってむし歯を予防できても、正しく歯みがきする力がなければ、歯槽膿漏で歯を失うことになります。むし歯を作らないバランスの良い食生活を送る力がなければ、全身の健康が損なわれます。フッ素だけでは、問題は解決しないのです。
今、アメリカやカナダで、フッ素の神経毒性を指摘する声があがっています。様々なデータが発表され、中には「JAMA」のような権威のある医学雑誌に掲載されたものもあります(詳しくはカテゴリー「子どもの歯と健康を考える会」の「フッ素の神経毒性」参照)。
フッ素の多量摂取がIQ低下や発達障害の発生に関係しているという結論が確定してしまう前に、せめて学校での集団フッ素洗口からだけでも子どもたちを守りたい!!そう強く思わせる事故でした。