健康診断結果は誰のもの

2023年6月4日

このほけんだよりは、養護教員が直接子どもたちに話しかける形でつくりました。
インターネットの普及やビッグデータなどの影響で、私たちが個人情報を誰か、あるいはどこかに教える機会が増えたような気がします。

性の学習では命をつくり育てる器官を「プライベート・ゾーン」あるいはそこに口やおしりを付け加えて「プライベート・パーツ」として教えることがありますが、もともとからだ自体が、その人の「プライバシー」なのです。
「プライベート・ゾーン」を性の学習で取り扱うときに「からだ全体がプライバシー」と一緒に教えてしまうと、子どもたちは混乱してしまうため避けていたのですが、どこかでちゃんと教えなければ、と思っていました。
中学生なら、ちょっと複雑な「個人情報」と「プライバシー」を含めて、理解してくれるのではないでしょうか。
「個人情報」も「プライバシー」も、法律上の定義などがあり、詳しく見ていくと複雑になってしまいますので、ここではあくまで健康診断結果、つまりからだの情報を中心に取り扱いました。
自分のからだの情報だけでなく、友達のからだの情報もどう取り扱えばいいのかも、一緒に考える内容も加えてみました。