ウイルスってなに?
新型コロナウイルス感染症が流行しだしてから、改めてうがいやマスク、ウイルスや感染症の歴史などについて、たくさんの研究者のお話を聞いたり、本を読んだりしました。
当然のことですが、知らなかったことがたくさんあって、目からうろこがボロボロ落ちることに・・・。現場にいたら、こんな学びはなかなか難しかっただろうと思いながら、リタイアした身分を最大限に活かすことができました。
その学びの中から、いくつかの点をほけんだよりにしてみました。
まずは、ウイルスについて。
ウイルスは、生物学的には「生き物」ではない、とされています。(今のところ)
ウイルスが病気を引き起こすには、動物や植物などの細胞に侵入して、増殖しなければなりません。机の上やドアノブの上で、コロナウイルスは増殖しないのです。
逆に考えると、からだの中にコロナウイルスが入り込んで増殖しない限り、病気にはなりません。
低学年の子どもたちには、「からだの中に入れない方法」として、手洗いやマスクの役割を「なぜそうなのか」に基づいて理解してもらおうと考えました。
教材の作り方
教材① 内臓図なら、他のものでもいいと思います。下の図は「健康教育イラスト・カット」(東山書房)に載っていたものに、目を書き加えたものです。
教材③ 「マスク」の部分は、板マグネットで別に作ります。
教材②
コロナウイルスの絵は、ネット
から取りました。
厚紙に貼り付けます。
同じものを4~5つ作ります。
作った分を重ねて、円から飛び出した部分
をハトメで止めます。
ウイルスの絵の1枚を、少し大きめに
作って、一番上にすると、ウイルスが1つ
しかないように見えます。
ハトメで止めた部分を中心に開くと
ウイルスの数が増えます。