蚊が・・・どうする?

2022年3月8日
カテゴリ:その他

このほけんだよりは、「読み物仕立て」です。
つまり、ほけんだよりを配布する前に、
担任の先生:「『あれ、あなたのうでに蚊が止まっているよ』って友達に言われたらどうする?」
子どもたち:手を振って蚊を逃がす とか 反対の手で叩く ・・・etc
ここまでの会話をしたところでほけんだよりを配布し、あとは最初から読んでいけば大丈夫なので、担任の先生方用の「指導資料」は必要ありません。

アレルギーの発生原因としてよく言われるのは「コップ(もしくはバケツ)理論」です。
例えば花粉をあび続けていると、からだの中のコップ(バケツ)の中にアレルギーの元が溜まっていき、それが溢れるくらいの量になると症状がでてくるようになる、という考え方です。


しかし、最近行われるようになったアレルギーの「舌下免疫療法」は、このコップ(バケツ)理論では説明できず「コップ(バケツ)理論は間違っている」という指摘も出ています。
そのため、アレルギーのしくみを「やり過ぎの反応」という言葉で説明してみました。この考え方は資料としてあげた「人体のしくみとはたらき」を参考にしたものです。
アレルギーは、小中学生にとって比較的身近な疾病です。アトピー性皮膚炎やアレルギー性鼻炎、花粉症、喘息など、きっとどのクラスにも何人かはいるはずです。そういった子どもたちに、心ない言葉が投げつけられることのないよう、しっかりと病気の仕組みを理解させ、体調の悪い人を非難するようなことがおきないようにしたいものです。