いよいよ東京へ・・・
昨年夏に,「東京でフッ素洗口導入の動きがある」という話を聞きました。
HP「保健室のポケット」に「東京、神奈川、大阪、兵庫、広島、岡山、宮城、群馬・・・・」というタイトルで、カテゴリー「子どもの歯と健康を考える会」に投稿しましたが、とうとうその動きが本格的になってきたようです。
今年11月3日に、東京で「全国フッ素集会」が行われ、全国から30名を越える参加者がありました。
その席で、いよいよ東京江戸川区で、学校でのフッ素洗口が始まる、という報告がありました。
2018年時点で、東京都内のフッ素洗口実施校はわずか1校のみでした。
東京の関係者から交渉の様子をお聞きしましたが、教育委員会は
「決定したのは教育委員会ではない。ここで実施中止は決められない」との責任転嫁を感じさせる発言があるようですが、これは、通らない理屈です。
教職員は東京都が実施した採用試験で採用され、各自治体に配属されているだけです。
従って教員の勤務管理は東京都、もしくは各自治体の教育委員会の責任で行われるものであり、自治体の「健康保健課」のような部署が決めていいことではありません。
あくまでその責任は自治体の教育委員会であり、文部科学省です。
また、自治体の決定より、文部科学省の決定が優先されるのは当然のことであり、その文部科学省は
「体育科や特別活動の一環として位置づけられたら教員の仕事」と回答しているのですから、体育科や特別活動に位置づけていなければ「それは教員の仕事ではありません」と堂々と主張できることでもあります。
(なぜ「体育科や特別活動」に位置づけられないかは、カテゴリー「会員のページ」「4-22 えっ、体育?はあ?学活・・・?」)
自治体の決定が、文部科学省の決定を無視・・・なんてことは、どこかの県で起きているトンデモ問題と同様で、社会的にも非難の的になっていることはみなさん、ご存じだと思います。
「福祉行政として実施されるのであれば、学校を通さずに実施してください。」と胸を張って主張してください。
その上で、フッ素には副作用があることをしっかり情報拡散しましょう。
11月3日の集会終了後、退職した東京都の先生方とお話をする機会がありました。
「フッ素洗口が始まる」という情報は、すでにご存じのようで、現場の先生方を心配していました。
導入阻止や中止に向けて、少しでも多くの仲間と繋がりながら、これまでの財産を使って、しっかり主張し、それを継続していくことが大切です。
諦めずに、ガンガン言いましょう!!
