熱中症の手当
2024年5月7日
カテゴリ:その他
熱中症については、小学校5年生の保健の教科書にでてきますが、1ページの3分の1程度で「資料」としての扱いです。
でも、これだけ気温上昇が取り沙汰されるようになり、しかも4月や5月で最高気温が30度・・・という状況になった今日では、保健体育で僅かに扱う以前に、知識としてその仕組みを持っていてほしいものです。
というわけで、スポーツ団体等で活動が活発になる小学校高学年用にまず、熱中症についてのほけんだよりを作ってみました。
ポイントは、「なぜからだから水分がなくなると異常がでるのか」「からだを冷やすのは、からだの『なに』を冷やすのか」です。
小学校高学年ともなれば、熱中症の応急手当として「水分の補給」と「からだを冷やす」ことの重要性は知っていると思われますが、なぜその手当が必要なのかについて、もう一歩踏み込んで考えてもらいましょう。
6年生は復習のつもりで、5年生は予習のつもりで学習してみてはいかがでしょうか。
資料にしたのは「環境省熱中症予防情報サイト」の内容です。
それから「新しい保健5・6 東京書籍」を見ていて気がついたのですが、熱中症の手当として「全身を氷水につける」と書いてありました。
しかし「環境省熱中症予防情報サイト」ではこの方法は、「必ず医療有資格者を事前に配置し、直腸温を継続的にモニターできる人的・物的環境が整った状況で実施して下さい。そのような準備がない場合には、水道につないだホースで全身に水をかけ続ける『水道水散布法』が推奨されます」とありました。
(https://www.wbgt.env.go.jp/pdf/manual/heatillness_manual_2-3_2-4.pdf)
東京書籍に問い合わせをしたので、もし返事があればまたお知らせします。
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