もう半年なのに・・・

2024年7月1日
カテゴリ:その他

倒壊した家が立ち並ぶ街、火事で焼失したままの焼け跡、水の出ない家、瓦礫の山・・・。
すでに能登半島地震から半年が過ぎようとしているのに、ほとんど変化のない景色・・・。

「3,11の半年後も、こうだったのだろうか?」もう記憶ははっきりしませんが、違っていたような気がします。
3,11の時は震災直後から近隣県などの教職員が学校現場にボランティアに入り、当該校の教職員と一緒に瓦礫を片付け、教室を整備しました。もちろん、一般の家屋でも、自治体やボランティアの力で、瓦礫の移動が行われ、集積場は山積みでしたが、街中はもっと違う光景だったのではないでしょうか。

3,11は津波被害もあったので、瓦礫は能登半島地震より多かったのです。
もちろん、被害地域も広範囲にわたっていましたが、半年後の2011年9月の光景は、もっと違っていたような気がします。

昨日、一昨日とテレビでは地震半年後の能登半島の状況を伝えるニュースがいくつか見られました。
しかし、長い時間を割いて報道したのは、僅かでした。
半年経っても遅々としてすすまない被災地の状況を、なぜもっと伝えないのかと、疑問に思います。

もちろん、能登半島地震には、他の地域にはみられないような特徴もあるのでしょう。
それが原因で、「復興が進まない」と回答している自治体もありました。

もし、私が、あなたが住んでいるところで同様の被害があり、自治体が様々な理由を挙げて「だから復興が進まなくても仕方ないんですよ」と言ったら、どう感じるでしょうか。
諦めてしまいますか?

私が疑問に思うのは、なぜ日本全体で石川県を支援しないのか、ということです。
すでに被災地の自治体の皆さんは、疲れ切っているのでしょう。
その人たちを、もっと知恵を出し合って、支援できる方法をなぜ国はとらないのか。
優秀な人や様々なアイデアを持っている人たちは、きっと日本中にいるはずなのに。
私が住んでいる自治体で同様の被害が起きても、国はなんの知恵も、支援も出さないのだろうか・・・。

もちろん、当事者でもないのに勝手なことを言っているのは重々承知ですが、復興が進まない理由をあげるだけではなく、それを解決する方法を見つけ出すのも、復興の大きな仕事の一つでしょう。自治体で実行するのが無理であれば、全国知事会や国が動けばいいのです。

岸田首相、国会議員の皆さん、全国の自治体の皆さん、自治体の首長さん。
フッ素洗口を導入するような無駄な仕事は即中止し、能登半島の復興を支援しましょう!!