14年目の3,11と石川、大船渡
早かったような、長かったような14年。また3,11がやってきました。
何年経ってもあの日の記憶とあの時の気持ちは、忘れないものですね。
14年経って、3,11の被災地は元に戻ったわけではありません。
さらに今回、大規模な森林火災に見舞われたのも、被災地である大船渡市でした。
14年経った東北も、そして能登も、さらに大船渡も、多くのものを失い、戻ってきたものもあり、戻らないものもあります。
能登はまだまだ倒壊した家屋が片付けられていないところがたくさんあります。
地震だけでなく、その後に起きた水害の影響も残っているでしょう。
実はミルミルの居住地近くでも、能登と同時期に水害の影響を受けた地域があります。
その地域も、集団移転の話はあるものの、まだまだ先の見えない状況で、子どもも大人も不安を抱えたままの生活を続けています。
そして、2月に起きた大船渡の森林火災は、そもそも3,11から復興しかけていた大船渡に、二重の苦しみを与える結果になってしまいました。
でも、やはり私たちは何があっても子どもたちを支えていかなければなりません。
家業が継続できなくなったり、経済的に苦しくなっている家庭がきっとたくさんあると思います。
保護者が不安になっていれば、子どもたちはその影響を受けていきます。
すでに皆さんちゃんと心がけていらっしゃるでしょうけれど、こんな時は子どもたちの話を聞きましょう。
ちょっとした愚痴でも、不満でもいいです。
頷いて、「うん、そうなんだ。」と受け止めて、「そうか、そうか。そんな気持ちなんだね。」と共感しましょう。
一緒に遊んで、一緒に喜んで、一緒に悲しんで・・・そんな大人がそばにいてくれるだけで、きっと子どもたちは心強いのです。
学校現場は、今とても過酷です。
さらに石川県の一部地域では、学校でのフッ素洗口も始まってしまいました。
それでも、可能な限り子どもたちを支えていければ、と遠いところから願うしかないのですが、心からのエールを送ります。
頑張ろう、みんな。