水道水フッ素添加中止
アメリカのトランプ大統領が、日本で言えば厚生労働大臣にあたる厚生長官に指名したロバート・F・ケネディ・ジュニア氏。そう、「ワクチン懐疑派」のあの方です。
今、アメリカの議会では、ワクチン接種をどうするかで大もめのようですが、一部「陰謀論」と指摘する声もあり、評価が分かれています。
そのケネディ・ジュニア氏が推進しているのが「水道水フッ素添加中止」です。
それを「陰謀論」と結びつける人もいて、学校でのフッ素洗口導入阻止・中止運動について「怪しげな理論では?」と誤解されている人もいるようです。
はっきりしておきましょう。
このHPの最初にあげたNTPレポートは、ケネディ・ジュニア氏が厚生長官になる前に出されたものです。(2024年7月発表)
そして、カリフォルニア州のお母さんたちの訴訟は、すでに7年も前に起こされたもので、それが昨年ようやく判決が出た、というものです。
つまり、NTPレポートも、カリフォルニア州の判決も、ケネディ・ジュニア氏とは全く関係がありませんから、誤解の無いように・・・。
その上で・・・
今アメリカでは、水道水フッ素添加中止を表明する州が、少しずつ増えてきています。
まずはユタ州とフロリダ州で、水道水フッ素添加中止が決まりました。
ユタ州では、水道水フッ素添加中止に変わるむし歯予防効果のある他の方法が提示され、保護者や子どもがそれを選択できるようになっています。
また、ワシントン州パスコ市でも、議員さんたちが中止の方向に向けて動き出した、との報道がありました。
その一方で心配なのは、アメリカで水道水に使われなくなったフッ化ナトリウムが、日本に流れてこないか、ということです。昔の「薬害エイズ」の構造のように・・・
皆さんすでにご存じだとは思いますが、血友病患者向けに血液製剤の自己注射が推進された背景に、ベトナム戦争終結で大量に余ったアメリカの血液製剤を、HIV混入の疑いを無視して日本に販売し、それを血友病患者が使用したため、血友病の他にHIV感染症まで罹患する羽目になってしまった、あの事件です。
同様に、産業廃棄物であるために、本来ならアメリカ国内で自費で処理しなければならないフッ化ナトリウムを日本に買ってもらおう、ということにならないかが心配なのです。
アメリカではすでにフッ素を水道水などで摂取すれば、子どもの健康に影響があることがはっきりしている、という点も、血液製剤を使用すれば、HIV感染症に罹患する可能性があることが明確だった当時と、とてもよく似ています。
そして今日本のフッ素推進派は、フッ素がいかにむし歯に有効なのかといった総括論文を学会誌に発表しているそうで、まるで「どうぞ、どんどん日本にフッ素売ってください。」といわんばかりの体制を整えているようにさえみえます。
薬害エイズの二の舞を踏んではいけません。
子どもたちの命と未来を守るために、迷っている余裕はもうないのです。