性的コンテンツとSNS

2026年1月11日
カテゴリ:その他

昨年末から新年にかけて、SNSに関する様々な情報に触れる機会がありました。
ぜひ全国の養護教員と共有したいと思い、この記事を書いています。

インターネットの中には、性的コンテンツがあふれています。
Yahoo!やGoogleといった大手にも、性的コンテンツがストアで堂々と公開されています。

2012年にリリースされた「写真袋」、2015年には「写真カプセル」、2017年のAppleストアには「アルバムコレクション」。
「動画シェア」は今でもAppleストアに残ったままです。

いずれのサイトも基本は家族や友達と取った写真や動画投稿サイトですが、その中に性的コンテンツも含まれています。
因みに「写真袋」の主催者は、2015年に逮捕されています。
その後「動画シェア」はストアからなくなりましたが、すでに多くの性的コンテンツは、ネット上で拡散されてしまった後で、皆さんご存じのように完全に消すことは不可能です。
こういった写真や動画の中には、盗撮だったり、さらには犯罪の場面を映したものも含まれています。

最近は堂々と「アダルトコンテンツ」を表明した「アダルトコンテンツマーケットxxx」というアプリもあります。
とりあえずこのサイトには「18才以上のモデルを使って、合意の上撮影している」と断り書きがありますが、合意があってもなくても「性的コンテンツ」には違いありません。
また、「合意の上」と言いながら、かつて他のサイトに掲載されていた写真や動画もあるため、この言い分を完全には信用できないようです。

さらにアメリカで大きな問題になっているものの1つに、自分でゲームをプログラムできるコンテンツとして広がっている「ロブロックス」というプラットフォームがあります。
日本では学校教育の中にプログラミングの授業が取り入れられているため、その延長線でこのコンテンツに入り込む子どもたちが増えることが予想されます。
このコンテンツの利用者は13才未満が全体の3分の2を占めているとのこと。
その若い利用者を狙った「性犯罪の温床になっている。安全対策が不十分だ」と言う理由で、ルイジアナ州をはじめいくつかの州で裁判が起こされています。

もう1つ紹介しましょう。
アメリカの大富豪イーロン・マスク氏の「xAI」のチャットボット「Grok」の問題点です。
この「Grok」のAI加工で、「自分の写真から服が消されてしまった」と訴える女性が、複数声を上げているとのことなのです。
そもそもの着衣の写真を元に、AIに「着ている服を消去する」という条件を入れて加工すれば、裸の写真ができあがってしまう、ということなのでしょうか。
この「Grok」はそもそも「性的なコンテンツの作成を許可している」として、批判されてきた経緯もあります。

果たして学校教育は、こういった性的コンテンツがあふれるネット空間を、上手に泳いでいける力を子どもたちに持たせることはできるのでしょうか。

ますます性教育の重要性は増すばかりです。

参考資料  「Tansa」  シリーズ「誰が私を拡散したのか」
      Yahoo!ニュース  ホワイトハッカーretro氏執筆記事
      毎日新聞 2026年1月3日、4日版
      BBCニュース