梛神社、壬生寺、新撰組屯所跡(八木邸)、菅神社、班女塚、東本願寺

2026年2月14日
カテゴリ:その他

今回は本来の目的が京都ではなく、大阪での4府県の養護教員部学習会参加が目的だったので、京都まったりは2日間のみ。
そろそろ行くところがなくなってきました。

梛神社(元祇園社)

バス停壬生寺前にある立派な神社です。たまたまバスを降りたらありました・・・という流れで、入ってみたらビックリ。


その謂われを読んで納得です。ここは祇園社(八坂神社)の神霊「素戔嗚尊」を、最初にここに祀り、その後八坂神社に移す際に神輿を作り、花を飾って送り出したのが「祇園祭」の始まりになった、という由緒のある神社なのだそうです。
なのでこの神社の始まりは貞観11年(869年)、平安時代です。
京都の街中には、こういったところがたくさんあり、普通の光景の中に溶け込んでいるのが魅力です。

さて、では壬生寺へ

壬生寺

前日まで「節分会(せつぶんえ)」だったそうで、きっと境内は賑やかだったのでしょう。
壬生狂言は一度見てみたいものですが、今回は静かな境内でお参りしてきました。
一番ビックリしたのはたくさんの仏像が段々に並んで塔になっている「千体仏塔」でした。
壬生寺は、「律宗」のお寺です。なので、いつも見慣れたお寺とは、ちょっとした雰囲気の違いを感じました。

「千体仏塔」に関する説明は、私が愛用しているガイドブックにはなかったので、ホテルに帰ってきてから調べてみました。
1989年(平成元年)に作られたものとのこと。ミャンマーのパゴダという仏塔をまねたものだそうです。
なるほど、それで雰囲気が違うのか。

新撰組屯所跡(八木邸)

壬生寺の隣の隣くらいに新撰組屯所跡(八木邸)があります。
「せっかくここまできたのだから、寄っていくか」と思い、お隣の和菓子屋さんへ。
この和菓子やさんが、八木邸の子孫だそうです。
解説付きで案内してくれるとのことで、時間までお抹茶とお菓子をいただきました。


邸内は撮影禁止でしたので、入り口の写真しかないのですが、案内された室内で聞いた話は、なんと芹沢鴨暗殺のいきさつでした。そして、それは私達が話を聞いたまさしくその部屋でおきたという話。
「ハハ・・・😅」3代前のお嫁さんが来た頃は、天井に血の跡があったそうです。
有名な柱の刀傷ももちろんみましたよ。

お持ち帰りすると大変なので、お部屋にあった仏壇にお参りしてきました。

菅大臣神社

いつも泊まるホテルの周りには、小さな神社がたくさんあります。
拝観料を払うような大きな施設ではないのですが、小さな路地の隙間に小さな神社やお寺がある、京都ならではの光景なのです。
今回は、ホテルの近くの菅大臣神社にまず行ってみることにしました。


菅大臣、つまり菅原道真の屋敷跡にある神社は、意外に広い境内の中にありました。
そして、梅の木だらけ・・・。
菅原道真といえば、日本三大怨霊の一人です。
「東風吹かば 思い起こせよ梅の花 主なくとも 春な忘れそ」
の句でも有名です。


太宰府に道真が左遷された後、空を飛んで主の元に行ったという梅の木です。
境内にはぽつぽつと開いた花をつけた梅の木が何本もありました。
春はもうすぐです。

班女(はんにょ)塚

地図にはあるのですが、周囲をうろうろしてもなかなか見つけられず、もう帰ろうか、と思っていたら、本当にほそ~い路地の先にありました。班女塚。


謂われを書いた立て札によれば、ここに屋敷のあった貴族の娘が亡くなったので、棺に入れて墓まで運んだのですが、いざ埋葬しようとしたら棺の中は空っぽ。
家に戻ってみると、遺体は縁側に横たわっています。
再度棺に入れて墓まで持っていき、棺を確かめるとまたもや空っぽです。
もう一度家に帰り棺に入れようとすると今度は遺体が動かないので、これはここに埋めてほしい、という意味だろうということで、塚を作って埋葬したのだそうです。
独身の方がここを通ると破談になる、という言い伝えもあるそうですから、ご用心。

ちょっと待って!
今回行ったところは、いずれも曰く因縁のある場所ばかりです。
芹沢鴨暗殺現場、日本三大怨霊の一人菅原道真屋敷跡に飛び梅、そして最後は班女塚・・・。
う~ん、何も起こらないことを祈るばかりです。

東本願寺

1月から3月まで、「京都冬の旅」と称して、特別拝観が行われます。
今回は東本願寺が特別拝観をしていたので、早速参加してきました。
「まったり京都」の過去記事を読んだ方はご存じだとは思いますが、ミルミルは京都に行くと必ず、両親の歯骨が納められている東本願寺にお参りします。
でもこの日は普段入れないところを案内つきで、しかも1時間30分にわたって見学できるとのことで、とても楽しみにして行きました。もちろん、事前に参加申し込み済みです。

いつもお参りしている御影堂や阿弥陀堂も、説明を聞くと新しい発見があります。
その後内部に入り、廊下の彫刻や、建物の特徴などの説明を聞きました。
ご存じだとは思いますが、東本願寺は戦国時代に西本願寺と袂を分かってできたお寺です。
江戸時代などに何度も火災に遭い、建物はほとんどが建て直されたものです。



そのためか、比較的時代の後のものがたくさんあるようです。
上のふすま絵は竹内栖鳳の「風竹野雀」、近代日本画のビッグネームの作品です。
いろんな角度から撮影してみたのですが、どうしても光の反射を避けることができませんでした。
このほかにも、御所から移築した門や、大和絵とみられるふすま絵など、めずらしいものばかり。
さらにこんなお庭も・・・。

いいですよね。さすが東本願寺。こんなところをかくしておいてはダメですよ。
集団での拝観だったので、一人だけ残ってまったりするわけにはいかず、とても残念です。
本当はここの廊下に座って、まったりしたかったなあ。

最後に見たのは、鐘楼でした。
案内してくれた僧侶のかたも、ほとんど登ったことのない場所だそうですから、貴重な体験です。
写真は鐘楼の下、コンクリートの地面に編み目のもの(写真)があり、その下に瓶が置かれていました。
これは鐘の音を美しく響かせるための工夫なのだそうで、
「絶対に物を落とさないでくださいよ。拾えませんからね」との案内に、参加者の笑いが広がりました。


あッという間の1時間30分でしたが、今までとは違った発見がたくさんあって、とても充実した時間を過ごしました。また機会があったら参加したいな。

自宅に帰る日、京都に雪が降りました。
以前紹介した京都「雪の庭」で知られた「妙満寺」にも雪が積もったはず・・・。見たかった!!

「そろそろ京都は卒業かな」なんて思いながらの今回の旅でしたが、やっぱり京都はいいな。また来たい、と懲りずに思ってしまったミルミルでした。