毎日教室で視力検査
2019年7月17日
カテゴリ:その他
中学生期は、視力の変化が起きやすい時期です。年に1~2回程度の検査では早期に発見することが難しく、「もっと早く見つけて欲しかった」と保護者に言われたこともありました。でも、学校が検査に使える時間が無限にあるわけでもなく、限界はあります。
そこで、子どもたち自身に、自分のからだの変化に気づいてもらいたいと考え、教室にランドルト環の視力表を貼ってみることにしました。でも、ただ「貼りますよ~」ではつまらないので、ほけんだよりと一緒に教室に届けます。
ランドルト環って、切れている部分の長さが問題だっていうこと、みなさん知ってましたか?私は勉強不足で養護教諭になって20年くらい経ってから知りました。~反省~
以前、視力5.0だと、どのくらいまで見えるのか実験したことがあります。視力の計算方法をネットで調べ、3階の教室から見える中庭のある地点に1.0のランドルト環をおくと、5.0になることがわかりました。
さていよいよ子どもたちに3階から見てもらうと・・・「どこにあるのかわからない!!」という声がたくさん!!ランドルト環どころか、どこに置いてあるかさえよくわからない、という結果でした。サバンナに暮らす人たちは、偉大ですね。
ほけんだよりの文中には、幾つかの疑問が投げかけられています。その疑問について、子どもたちと話をしてもらっても面白いですよ。