成長する目と近視の関わり
2020年3月5日
カテゴリ:その他
眼科検診の事前指導ですが、眼科検診ではチェックしない「近視の仕組み」について学習します。
ミルミルが養護教員になってしばらくした頃、「近視はこのトレーニングで治ります」といううたい文句を掲げた宣伝が大流行したことがあります。
多くの子どもと保護者が、お金を出してそのトレーニングを受け、一生懸命やったのに何の効果もない、という結果に終わった人も多かったようです。
その頃は、よくほけんだよりに「目の断面図」がのり、近視の仕組みを説明する内容も多かったのですが、「そういえば最近、近視の仕組みを教えてないなあ」とふと気がつきました。
近視は、子どもたちにとって一番身近な目の異常です。その仕組みを、ちゃんと教えない、という手はありません。ただし、ここで使う教材では、毛様体を変化させる図にはなっていませんので、必要に応じて説明を加えてください。
教材の作り方
①目の断面図
土台となる図・・・焦点が合う部分のみ。この上に他の図が重なります。
土台となる図と同じ大きさの紙を半分にして、下の2つの図を作ります。
土台となる図に、上の2つの図を少し重ねて被せると、焦点があった図になります。
写真ではわかりにくいのですが、土台となる図に、重ねたときの端がくる部分に、赤で小さく印がついています。
重ねないで置くと、焦点は手前に結ぶので、軸性近視になります。
②、③眼球の模型
紙粘土を、14ミリ、21ミリにそれぞれ丸くし、乾いたらマジックで黒目を入れます。