地震からもう19日・・・

2024年1月19日

応援メッセージです。

地震発生から早2週間。見通しがつきにくい日々の中、疲れがたまってきていることと思います。夜眠れなかったり、寒さで体調不良に陥ったりしていませんか。毎日心配しております。「こんなことしてほしい!」ということがあれば、教えてください。決して無理はなさらないでください。そして、ご自愛ください。

三重県教職員組合養護教員部長  養護教諭  大西 晃子

 

今日、七尾市の小学校が再開されたというニュースがありました。嬉しいですね。

地震からすでに19日、そろそろ精神的にも限界!という方もいるのではないでしょうか。3.11の時も、養護教員は避難所の衛生管理や避難してきた住民の話し相手に加え、子どもたちのケアで自身の体も心も目一杯だった人もたくさんいました。

 

「何をする気にもなれなくて、職員室でただ黒板を眺めてボーッとしていたら、仲のいい先生が寄ってきてくれて『ごめんね』って言われました。『私たちの代わりはいくらでもいるけれど、養護の先生の代わりは誰にもできないもんね』って。でも、そういわれたから『やっぱり私はやるしかない』と逆にそこで決心がつきました。」           (数見隆生著 「子どもの命はまもられたのか」かもがわ出版より)

 

想像するだけで辛くなります。能登半島地震でも、3.11でも、教員である皆さんは同時に被災者、という人がたくさんいたし、今もいるはずなのです。そのような状況で自身の心の痛みを差し置いて、子どもたちのケアをし続ける事は大きな負担であることは間違いありません。

今被災地で子どもたちと向き合っている養護教員たちも、文中の養護教員のように支え合える仲間がそばにいることを願わずにはいられません。

また、教員同様に自身も被災者なのに、地域の住民の世話にあたっている自治体職員のみなさんも同じ状況だと思います。

どうかみなさん、できるだけご自身の心と体を少しでも癒やすことができるような時間がありますように。
助け合える仲間がそばにいますように。
願うしかありません。